Re: CSS の left/right/top/bottom と縦書きの関係について

みなさま、

Twitterのほうで「TeXに学ぶことも有用では」という趣旨のツイートをしていた、愛知教育大学の鎌田と申します。(@tkamada_)

Wordでの国際対応についての情報、私にとっても発見がありました。

私は仕事上で商業的な組版に関わることはまれですが、論文や本などで印刷に関わりがることから、昔から慣れ親しんできたTeXとWebについて、特にいま電子書籍にまつわる大きな動きがはじまったなかで、日本語縦組がガラパゴスにならぬよう、多国語混在の文書も念頭に置きながら、国際的に認められた標準として位置づけられることを願うひとりの技術者です。

> また、縦書きの中で、RTLのテキストがあったとき、その部分は下から上に
> 表示されます(縦書きの中のLTRの欧文が上から下に表示される逆)。
> 既存のブラウザをベースにして、directional-mode: logical での縦書きを
> 実装するような場合に、縦書きでは常に 'left' が上を指すようにするなら
> 簡単ですが、direction プロパティが ltr なら上、rtl なら下と切り替え
> なくてはならないのでは複雑になります。
> インライン要素ごとに ltr と rtl が切り替わるときに、行の中で 'left' の
> 向きが一定しないというのは、混乱しやすいと思います。

はい、村上さんから、モンゴル語のTeXでの版組について宿題をいただいています。TeXの多国語対応の歴史は長く、80年代末のOmegaからはじまって、いまUTF-8ベースのXeTeXというシステムが実用段階に入っているところです。週末をはさんでしまいましたが、これからXeTeXをとりよせてモンゴル語の扱いを調べるつもりです。本業とは別に個人的関心でこちらには関わっておりますので、十分に注力できないことで足をひっぱることになりかねませんが、どうぞご容赦いただければ幸いです。

なお、Twitterでも関係者から言及がややありましたが、90年代初頭に、早稲田大学で独自の内部コードを用いてX Window
Systemの国際化が実現され、多国語対応のエディタなどが開発されたという経緯もありました。残念ながらこれは世に広まることはありませんでしたが、文献としては残っています(廃刊になりましたが、雑誌「bit」の記事など)。

冗長になりましたが、ひとまずご紹介まで。

Received on Monday, 12 July 2010 10:41:21 UTC