RE: ルビと行間についてご意見ください

中野さん、真摯なご対応、心から感謝いたします。

中野さんのおっしゃる通り、ユーザースタイルシートはGUIやツールの補助により、ある程度簡易に利用できる想定が可能です。

その場合でも、「重なるまではexclude-ruby、重なったらinclude-ruby」という切替は、今のところ他に実現方法が私には見つかっていません。中野さんのおっしゃるように「少しでも製作者の値から変更するなら、常にinclude-ruby」なら可能ですが、それは本来の目標とは、ユーザー体験上大分違うものになってしまいますよね。

おそらく中野さんと私で目標としていることに大きく差はないんだと思います。中野さんのおっしゃっている
>ユーザスタイルシートの作者をケアするためには、上書
>きしやすい仕様、というのを考えれば十分ではないでしょうか(それも難しいん
>ですが)。
まさにこれが目指すところで、exclude-rubyを使いたい製作者にとって、font-sizeやline-heightが上書きされた場合に重なってしまう現在の仕様は使いづらいので改良したい、ということだと私は理解しています。この提案は、include-rubyを使いたいケースを改良するものではなく、exclude-rubyを使いたいケースを改良するもの、とお考えいただいても構いません。名前を「exclude-ruby-auto」などとした方がご理解いただきやすかったかもしれないと少し反省しています。Exclude-rubyの実装が存在しない今日現在で「exclude-rubyを使いたい製作者」を想定するのも、これまた中野さんのおっしゃるように難しい話ではありますが、CSS Rubyが一度はCRになったこと、および昨今の調査により、相応数実在するとの感触を得ています。

提案が具体的なプロパティで始まってしまったので誤解を招いたかもしれない点はお詫びしますが、私はこの「重なるまではexclude-ruby、重なったらinclude-ruby」という挙動さえ実現できるのであれば、その具体的手法についてはいずれでも構わないと思っています。

実際に旧案の「150%切替」もそれを実現するための手法案として出てきたものですが、副作用があること、実際の重なり判定が
http://lists.w3.org/Archives/Public/www-style/2010Dec/0225.html
で示されたような方法であればそれほど技術的に難しくないことなどを別の方からご指摘いただき、ご提案手法を途中で変更したことからも、そのことはご理解いただけると思います。

目標を達成できるような、これよりもさらに良い案があるのであれば、ぜひお聞かせいただけると幸いです。

Received on Sunday, 19 December 2010 14:44:51 UTC