Re[2]: width/height IDL属性の型について

羽田野です。

神崎さん、過去の経緯を教えてくださって、ありがとうございます。
整合性がなかったことについて、その理由が良く分かりました。

HTML5仕様の「4.8.16 Dimension attributes」によると、神崎さんのおっし
ゃる通り、数字しか入れてはいけないことになっているんですよね。
そのため、HTML5においては、width IDL属性が DOMString である必要はな
いんですよね。
とはいえ、過去との互換性を考慮した上での判断だったんでしょうね。

改めまして、ありがとうございました。

On Fri, 9 Apr 2010 17:48:01 +0900
KANZAKI Masahide <mkanzaki@gmail.com> wrote:

> こんにちは、神崎です。
> 
> 詳しく調べている時間がないのですが、HTML5 IDLの定義は、既存要素型に関しては基本的にはDOM 2
> HTMLのIDLを引き継いでいて、DOM
> HTMLでの属性定義は、HTML4のDTDでの定義に基づいているはずです。で、HTML4でのこれらwidth属性値はLength、すなわちピクセル数もしくはパーセントが使えるものでした。パーセントがあるので、単純にNUMBERとするわけにはいかず、DOM
> 1 HTMLでは結果的に(HTMLImageElementも含めて)DOMStringとして定義されます。
> 
> しかし、img要素のwidth/heightなどについては、DOM
> 2策定時の議論で、DOMStringでは問題ありとして、longに変更されました(他の要素型についてそのままだった理由は、今、ちょっとよく分かりません)。
> 
> これらの属性がreadonlyなら、文書でパーセント指定した属性値でも、計算結果としてCSSピクセルを返すということで全部longでよさそうです。しかし、プログラムから値の変更ができ、その値にパーセントも許すとなると、DOMStringが必要になりそうです。
> 
> とはいえ、HTML5でのwidth属性値は、4.8.16 Dimension
> attributesあたりを読むと、パーセント指定は許されないんでしょうか。4.8.16がwidth属性の定義だとすれば、IDLをlongにするほうが整合性が取れるんでしょうね。
> 
> ちなみに、object要素にパーセント値を指定したらどうなるの、という話が[1]で提起されていましたが、あまり盛り上がらなかったようです。
> 
> [1] http://lists.w3.org/Archives/Public/public-html/2009Oct/0465.html
> 
> -- 
> @prefix : <http://www.kanzaki.com/ns/sig#> . <> :from [:name
> "KANZAKI Masahide"; :nick "masaka"; :email "mkanzaki@gmail.com"].

--
Futomi Hatano
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Received on Thursday, 15 April 2010 07:43:21 UTC